スマホのパケ止まりの理由とは?

つながっているように見えるのに、なかなか通信が進まない!

パケ止まり要因とは?

KDDIでは!

2020年に始まった5G!

5Gの導入期は優先的にエリアを広げる!

その為に、4G用周波数を5Gに転用!

5G用として新たに利用が始まった周波数が、高い周波数であり、低い周波数と比べてまっすぐ届き、建物の陰などに回り込みにくいため、採用!

同様の手法は、ソフトバンクも採り入れています

ローバンド(低い周波数)、ミッドバンド(中程度の周波数)で面を作っていくのが導入期!

2024年度以降?

5Gの普及期に入っていく!

Sub6(サブシックス、6GHz帯の周波数のこと)を扱う基地局を数多く整備してきている

首都圏を中心に衛星通信との干渉が緩和される為、首都圏でのSub6での5Gエリアが一気に2倍になる!

生活導線を中心に5Gのエリアを整備してきたKDDI!

2023年5月以降、新型コロナウイルス感染症に関する制限が緩和され!

人流回復によるトラフィックにもミートして対応!

結果、通信量が一気に増えた時期であっても対応できた!

通信の世代が変わるタイミングでの品質管理の難しさ?

これまでの5Gエリアの整備方針に自信を示すKDDI!

システムが変わる時は、既存のシステムの方がエリアも広い!

新世代への過渡期の最初の段階では!

どうしても古いシステムとの間の境界面ができ、ここのチューニングは非常に難しく、エリアの境目で電波の強度が弱いまま5Gを掴んだままにしてしまう、また5Gの初期段階で導入されている5G NSA方式で、4Gの電波を用いるなかで、混み合ってしまう、転用によって4Gと5Gで同じ周波数となり、エリアが重なるところで干渉が発生してしまう!

エリア端での弱電波5G保持について?

5Gエリアを広げるなかで、エリアの端は電波が弱くなる、その状況のまま5Gに繋がり続けようとする結果が、パケ止まりになる!

携帯電話会社としては、5Gの電波をキャッチするセッティングをしがちだが、やりすぎるとパケ止まりが起きる!

通信品質をチェックして、繊細なチューニングをして無理をせず、場面によっては4Gにあえて繋がるチューニングをする事でパケ詰まりを回避する!

アンカーバンドへの積極的な誘導による周波数逼迫については?

アンカーバンドが混み合ってくれば、5Gではなく通常の4Gで通信するよう分散させていく対策をしている

同周波数による4Gと5Gのシステム間干渉が発生する場所では?

あえて5Gの届く範囲を狭くし、4G側の出力もわずかに下げるといったチューニングをして、重なり合う部分を減らす!

品質を改善する方法

品質向上のプロセス?

原因を見つけて、分析し、対策にこぎつけるという一連の流れで、スピーディに進めるかが肝!

4G時代から、品質情報を自動的に、スマホやSNSから収集してきたので、それをさらにスピードアップさせている

監視の分散自動化も進めて対応にかかる時間を短くしていく!

データをもとにスピーディに問題を見つけて対処していくという一連のデータドリブンの自動化で、データを蓄積して、分析にかかる時間を8割短縮させた!

KDDIは!

5Gの通信品質に自信!

今春以降に制限がなくなって高速エリアが大幅拡大!

5G専用の周波数によるエリアが、今年4月以降に大幅に拡大。高速・安定した通信を提供!

高速大容量のサブ6の5G基地局を積極展開してきたKDDI
サブ6の5G専用周波数において、他社を大きく上回る基地局数を予定し、その制限が今年4月以降に解消され、本来の力が発揮される!

サブ6の5G専用周波数(3.7GHz帯、4.5GHz帯)

KDDIとNTTドコモは200MHzずつ割当を受けている(ソフトバンクと楽天モバイルは100MHzずつ)

KDDIは3.7GHz帯に200MHzを持っており(ドコモは3.7GHz帯と4.5GHz帯に100MHzずつ)

割当時の開設計画の時点で約3万4000局と他社と比べて非常に多い基地局数を!

3.7GHz帯はこれまでフルの性能を出せない状況であった!

具体的には?

この周波数が衛星事業者(スカパー!)の人工衛星と地球局との通信に用いられているので、それとの干渉を防ぐため、(特に首都圏においては)出力が抑制されてきた!

今年4月以降に衛星事業者の協力によって!

干渉問題が緩和されることで出力アップが可能に!

高速なサブ6の5Gエリアが2倍に拡大される予定!

これまでは4G転用周波数で5Gの面的エリアを拡大した為、パケ止まり発生率の低さを実現していた!

5G専用周波数における出力に制限がある中、面的な拡大や屋内への浸透で強みを持つ、4Gから転用した周波数で5Gエリアを拡大してきた!

・周波数ごとのトラフィック負荷分散の最適化を実施!

・特定のバンドに端末が集中しないように!

課題は5Gと組み合わせる4Gのアンカーバンドの逼迫、また4Gと5Gのシステム間干渉!

・電波の飛ばし方を最適化して干渉を減らした。

こうした努力の結果!

パケ止まりの発生率が低が出来た!

5Gエリアの面展開で基本的に同じ方針を取ってきたKDDIとソフトバンクが低く、ドコモと楽天モバイルが高い!

コミケなどのイベント対策にはStarklinkも活用
年内にも通信衛星と直接通信のサービスを開始予定

非日常のエリア対策も!

・コミケや音楽ライブなどのイベントについては?

Starlinkを組み合わせた車載型基地局・可搬型基地局を用意する!

・災害時での対策でも?

Starlinkを活用!

SpaceX社と協力!

通信衛星とスマートフォンの直接通信によるサービスを年内にも開始を予定!