年金や補助金、給付金について、常に最新情報を追いかける!
制度が複雑でよくわからないらず、簡単には行かない人も多い!
非正規でギリギリの生活!
現在67歳のAさんの場合!
高校を卒業後、大手メーカーの工場で勤務しましたが、身体を壊して数年後に退職!
その後は非正規雇用や実家の家業を手伝っていましたが、両親はまもなく高齢を理由に廃業し、無職に!
Aさんが60歳を過ぎたころ、相次いで両親が亡くなり、Aさんのアルバイト収入と両親の年金で、生活に困ることはなかったのですが!
ひとり世帯になってから、赤字生活!
アルバイトと親の遺産1,000万円を取り崩しての生活!
65歳を過ぎて体力の限界を感じ、アルバイトも退職!
現在の収入は月6万円の年金のみ!
ある日、郵便受けに入っていた物!
緑色の封筒!差出人は?
日本年金機構!
なかには、年金生活者支援給付金請求書が入っていました。
基礎年金を受給している人のうち!
新たに年金生活者支援給付金を受け取ることができる人へ送付!
低所得者向けの年金生活者支援給付金とは?
公的年金とは別の制度!
年金を受給する低所得者向けの福祉的な給付金!
2019年10月、消費税が10%に上がる時に始まった制度で、財源は全額税金!
基礎年金(老齢基礎年金・障害基礎障害・遺族基礎年金)を受給している人のなかで所得が低い人を対象として支給される!
65歳以上で老齢基礎年金を受給し、所得要件を満たしている場合は?
年金生活者支援給付金のうち老齢年金生活者支援給付金か、補足的老齢年金生活者支援給付金の対象となります。
老齢年金生活者支援給付金を受け取る、2つの条件は!
①住民税非課税世帯であること
②本人の前年の公的年金等の収入とその他の所得の合計が78万1,200円以下であること(2023年度の額)
①②両方の要件を満たしていれば支給!
当年10月~翌年9月分までのサイクルで支給対象となります
補足的老齢年金生活者支援給付金は?
上記①と同様に住民税非課税世帯であることのほか、②の額が78万1,200円超88万1,200円以下であること!
無職となって、給与収入がなくなり、年金収入(年間72万円)のみとなったことで、所得要件を満たし、老齢年金生活者支援給付金の支給対象となった!
請求すれば、受け取ることができる!
老齢年金生活者支援給付金の額は?
月額で5,140円を基準に計算され、給付額は国民年金の保険料納付実績によって決まり、老齢基礎年金が満額(保険料納付済期間40年で支給)である場合は5,140円で、満額でない場合はこれと異なります。
決して十分な額では無いのですが、給付金があるのとないのとでは?
申請するだけで年5万円近くをもらえるのは、正直ありがたいですね!
注意として!
年金生活者支援給付金は年金と同様に、請求しなければ受け取れない!
給付金の請求が遅くなると、受け取れたはずの給付金が受け取れなくなります。
請求さえすれば原則、年金と同じ日(偶数月の15日)に2ヵ月分ずつ支給され、一度支給が開始され、支給がずっと継続される場合は、再度の請求は不要です(※ただし、1度不支給となって再度支給される場合は請求が必要です)
支給は10月~翌年9月分までの1年サイクル!
所得が上がって先述した②の所得基準額を上回ると?
次の1年間は給付金が支給されない!
逆に所得が下がって基準額以下となると?
1年間支給されます
年金生活者支援給付金はあくまで低所得者を対象とした給付金であり!
働いているほうが総収入も多く、給与と年金との合算した額で受け取れます!

