日本の人手不足を、ここまで深刻化させたのは?経済界トップの昭和の時代のままの精神論!

物流2024年問題を代表する事柄!

今の日本では人手不足が深刻化!

基本的な経済活動の維持すらままならない状況!

原因こそ単純です?

問題は根深く、解決は容易ではない?

日本では空前の人手不足が発生しており!

あらゆる分野で業務がうまく回らないという事態が発生!

現場仕事を必要とする業界の人手不足は極めて深刻!

重要なのは?

今、発生している人手不足は決して一時的な要因でなくて、日本経済の仕組みそのものに起因する構造的問題である!

日本は人口減少と高齢化が進んでおり若年層の人口比率が急激に低下!

総人口が同じであったとしても?

高齢者の比率が上がり、若者の比率が下がっている状態!

諸外国でも程度の違いこそあれ、少子化や高齢化は進んでいる!

まだ、日本のような深刻な問題は発生していない理由は?

組織運営のあり方や個人のキャリア形成が日本とはまったく異なっている!

日本企業では!

職務の専門性に基づいて採用や昇進が行われるのではなく、新卒一括採用、年功序列の人事を基本としてきました!

職種の専門性は重視されないため、一定以上の年齢になると誰もが皆、管理職になり、現場の仕事から外れる!

結果、会社の中で現場仕事に従事するのは基本的に若い社員です!

諸外国の場合!

基本的に職種によって人を採用します!

年齢が上がっても多くの人が同じ業務に従事!

人口構成が変化しても企業の運営にはそれほど大きな支障は生じ無いわけです!

総人口が1億人であっても?

8000万人であっても?

ある一定の割合の人が当該業務に従事する必要があるのなら、それぞれの人口規模に応じて従事者が仕事をすれば良いのです!

日本の場合!

現場仕事に従事するのは若い人だけ!

若年層人口の比率が低下していくと、必然的に現場仕事に従事する人が足りなくなる!

このように、日本だけの極めて特殊なものは、諸外国ではまず目にしません!

結果、極度の人手不足という問題は日本で顕著に発生しているのです!

やっかいなのが、仕事というのは続けていてこそスキルが上がっていき一度、現場を離れてしまうと元に戻すのは簡単では無いのです!

一連の事態を改善するには?

人手が足りない仕事には高い賃金を提示し、新卒の希望者を増やすと同時に、外部から積極的に転職を促す!

同時にIT化、自動化を進め、より少ない人数で、同じ仕事を回す必要がある!

今、起こっている人手不足の原因は?

はっきりしており、対応策も分かっているのに、なぜか経済界は対処せずに現在に至るのです!

日本ではいまだに、気合いや精神で乗り切れると考えている人が大勢!

科学的に状況を分析し,合理的な解決策の提示を忌避する傾向が顕著であり、経済界トップは、科学技術の粋を集めた米国の大型爆撃機B-29に対して、竹槍で戦おうとした戦時中の日本と何も変わっていないのかも?

日本で起こっている人手不足は構造的な問題であり!

その場しのぎや気合いで乗り切れるものではなく!

人やモノの移動が妨げられれば?

当然それはコストとなって跳ね返ってきて、生活を圧迫する要因となり、安全性や経済の成長も阻害される可能性が出て来るのです!

状況の深刻化にたいして、経済界の中枢から、安易な精神論が飛び出してくる事自体が、問題の深刻さを表しているのでしょう!