<ペットボトル症候群> 熱中症とのWパンチ! 飲んでいるのに脱水?

熱中症対策には水分の補給が必須です、が!

ペットボトル症候群?

飲んでも飲んでも喉が渇いている!

誤った水分補給をすると意識障害が起こるおそれもある!

10代でも発症する可能性あり!

<ペットボトル症候群について>

(正式にはソフトドリンクケトーシスといわれ)

糖尿病が急に発症する状態です

糖分やブドウ糖を多く含むスポーツドリンクや炭酸飲料水を飲むことにより!

血糖が上がって、場合によっては意識障害を起こすような重篤ケースが!

<メカニズムは>

糖分を多く含んだ飲料を過剰にとることによって、血液中の糖分が上がり、喉が渇きやすくなり、さらに飲んでしまうという悪循環に陥る

血糖値が急激に上昇すると、血糖値を下げるインスリンのホルモンの働きが低下し、体内で脂肪を分解してエネルギーをつくろうとし、このときにケトン体という物質が体の中で生成され、ケトン体がたくさんたまる

・胃のムカつきや吐き気

・消化管の症状が出てきて

・体のバランスが酸性に傾き

・意識障害を発症し

(救急車で運ばれることにも!)

<兆候としては?>

・体重が急激に減少した

・涼しいところでもやたら喉が渇く

・尿の量が多くなり夜中トイレに行く回数が多くなるなど

30代から40代の肥満気味の男性に起こりやすいが、まれに若年層でも発症する!

ある10代の男性の場合!

体重80kg台で、2~3リットルほどのソフトドリンクを数日間継続して飲んでいたら、意識がもうろうとした状態に!

10代の後半の人で部活や運動をする機会があり、暑い中でソフトドリンクやスポーツドリンクをたくさん飲むと、(世間では水よりもスポーツドリンクをとの意識が強い)胃のむかつきや吐き気の症状が強くなって、急激に糖尿病になったり!

熱中症と合わさり重篤化するおそれも?

熱中症とペットボトル症候群のWパンチの危険性もある

血液中の糖分が上がって尿がたくさん出て、どんどん脱水になってくるので、熱中症と合わさって重篤化するおそれが?

注意としては、暑さで疲れが出やすい季節にぐっと一気に甘い飲み物を飲みたいところだが、清涼飲料水には、500mlのスポーツドリンクで30グラム、炭酸飲料で50グラムほどの糖分が含まれています

平均的な成人で

(1日の砂糖の量は25グラム程度におさめることが望ましい)

糖分を過剰にとらないこと!

ペットボトル症候群にならないためにはどうしたらいい?

家族に糖尿病の人がいたり、普段から甘いものを頻繁に口にしたりする人は注意が必要!

糖尿病の自覚がない、かくれ糖尿病の人も多くいて、糖分をとる量に気を使っていない人もいるので、定期的な健康診断で自分の健康状態を知ることが重要!

<5水分補給の仕方>

普段の生活での水分補給は?

お茶や水など糖分が含まれないものが望ましい!

ただ、汗を大量にかいたり激しい運動をしたりした後で、糖分の補充が必要なときは、スポーツドリンクなどを適切に飲むことが重要!

要は、糖分を過剰にとらないことに注意し、正しい水分補給でこの暑い夏を健康に乗り切ることです。