昭和の時代!
新車も訪問販売が主流だった!
1980年代は訪問販売が主流であった!
令和のいまはほぼ完全店頭販売!
1960~70年代はアポイントなしでの飛び込み営業がメイン!
販売して親しい、馴染み客からの紹介などを頼りに新車を売り歩くというのが基本的!
筆者ももれなく、この時代の営業で、平日は飛び込み訪問、もしくは馴染客への訪問が主体で、断られてから営業は始まるとまで、言われていました!
昭和のころの新車販売は夜の仕事でも有りました!
個人宅では、決定権者に会えるのはご主人が帰宅される夜しか無いし、出勤前に夜のアポイントを取りに行くなんて、当たり前でした!
上司からは夜駆け朝駆けができてはじめて営業の第一歩が始まるのだとも?
平日だろうが週末だろうが、夜間に新車を買ってくれそうなお客にアタリをつけて訪問していました!
自宅をアポイントなしで夜間訪問して、お客の家で夜遅くまで商談を進め、受注をもらうなんて事も、平気でやっていましたし、上司からは、断られて帰ってくると、もう一度行って来いとまで追い出されて、商談を進めるのが、基本的な販売スタイルでしたね!
日中に店頭にやってきて、希望する新車を見せたあとに、見積書を作って簡単な商談をしたその夜には、鉄は熱いうちに打てとばかりに、そのお客の家を訪ね、より突っ込んだ商談を行い、クロージング、つまり受注に持ち込むというパターンが一般的でした!
現在では、インターネットなどを活用して希望車種を絞り込み、メーカーウェブサイトにの見積りシミュレーションで、予算を把握することもできますから、煮詰めてからディーラーを訪れる人が多く!
商談1回で受注まで進むことも珍しくないほどスピードは速くなり!
店頭成約がメインとなってきています!が1980年代は?
注文書にサインするまでには複数回商談を重ねるのが必要だった!
現在は、働き方改革などで、残業は厳しく管理され、よほどの事情がない限り残業は禁止されています!
お客様のご都合により、ご希望があった時でないと、夜間訪問はまず行えない!
1980年代は夜間訪問が当たり前の為!
みなし残業手当を用意して、残業するのは当たり前との前提で給料に加算するディーラーが多かった!
筆者もまさに、この様な営業スタイルでした!
バブル経済の頃は新車が良く売れたので休んでいる暇もなく、週に1度休めればいいほうであり、有給休暇は体調不良の時位しか取ることもできず!
セールススタッフから休日を買い取るなんて事も当たり前でした!
販売台数が評価基準である為に、売れば売るだけ収入アップに繋げていたのです!
いまではストーカーといわれかねない?
昭和のセールススタッフ!
昭和の時代の来店客はフラっとやってくるフリー客がほとんど!
現在は商談予約をとって店を訪れるスタイルが主流に!
今では考えられ無い事も?
来店され、新車を検討している方が、名前も住所もいわずに帰ってしまった場合には!
セールススタッフはそのお客が乗ってきていたクルマのナンバーを控えて!
ナンバー照会出来る制度を利用して名前や住所を知り、サプライズ訪問していました!
そのお客様からは、なんでわかったの???と良く不思議がられました!
結果その夜には新車を買ってくれていました!
いまどきの常識では考えられ無いことまで、やっている時代でしたね!
ディーラーを訪れると必ずと言って良いほど、来店アンケートをもらう様にも指導されていました!
アンケートに氏名や住所を記入してくれば、その日の晩にはセールススタッフがやってくるのは既定路線ともいわれていた時代でした!
現在は、個人情報保護法により、来店者や顧客情報は厳しく管理されています!
たとえ店頭アンケートに答えたとしても、その個人情報をもとに自宅を訪れるなど直接的な販売促進活動に使うことはできない!
1980年代は?
売れば売るほど給料が潤い、高収入を狙って新車販売セールスマンを目指す人も多く、若くして一軒家を購入なんて強者も多数いました!
一匹狼的なセールスマンもいて、他社のほうがセールスマージンはいいと聞けば顧客情報ごと転職(いまはできない)し、業界を渡り歩くセールススタッフも珍しく無いので、新車を買ったとたんに担当セールススタッフがいなくなるということも当たり前!
筆者は同じ会社で38年間、営業一筋で過ごしてきたからか?
現在のスタッフには気配りなど、物足りなさを感じてしまっているのが、正直なところでは有ります!
令和の現在では?
各セールススタッフの月ごとの目標達成度合いを示す受注グラフもなくなっている?
職人気質の強かった1980年代に比べれば、働きやすくなったようです!