コンビニのレジで外国人が増えた理由

コンビニのレジに立つ外国人スタッフは、いまや日常

大手3社だけで外国人アルバイトが8万人を超えた

店には日本人の応募が減り、留学生には日本語や日本の働き方を学びたいという思いが、採用する側と働く側、双方の事情からコンビニの現場

外国人が増える前に、日本人の働き手が集まらなくなった

コンビニは、若者文化の象徴でもあり、新しい飲み物やお菓子、雑誌が並び、学校帰りにも夜にも立ち寄れる。客として利用するだけでなく、そこで働くことにも、身近な新しさがあったが、店が担う仕事は大きく変わり

レジと品出し、清掃、公共料金の支払い、宅配便、チケット発券、ネット通販商品の受け渡し、ホットスナックの調理

新しい商品やサービスが加わるたびに、スタッフが覚えることも増え、客にとって便利になることが、そのまま、働く人にとって仕事の増加に、業務が増えた分だけ人を増やせない、複雑な仕事なのにわりに割に合わないと感じれば、別のアルバイト先を選ぶ

少子高齢化や、他のサービス業との人材の取り合いも重なり、日本人の応募が来ない穴を、留学生や、日本に生活の基盤を持つ外国人たちが埋めていった

セブン‐イレブン、ファミリーマート、ローソンの大手3社で働く外国人アルバイトが8万人を超え、アルバイト全体の約1割を占める

外国人従業員の国別順位

ネパール、ベトナム、中国、バングラデシュ、スリランカ、ミャンマーの順

南アジアや東南アジア、東アジアの国々から来た人たちが働いている

首都圏や各地の大都市で外国人の割合がさらに高くなる

近くに日本語学校があり、スタッフの8割が外国人

近隣に日本語学校があり、留学生が通いやすいかどうかでも採用環境は変わり、外国人がスタッフの大半を占める店もある

コンビニの人手不足の原因

24時間365日営業を基本

常時2人で店に立つなら

必要な勤務時間は1日48時間

1週間で336時間

学生なら授業や試験、子育て中の人には家庭の都合があり

深夜に働ける人と

昼間に働ける人は違い

頭数がそろっていても、必要な時間帯に人がいない

シフトの空白を埋めるのはオーナーやその家族

夜勤のあとに少し眠り、欠員が出ればまた店に入る

疲れて教育ができずに、新人が定着せず、さらに自分が働く

人が集まらない理由

社会問題や時給といった理由だけでなく、外国人採用は、余裕のある店が国際化を目指して始めたわけではない

今日の店を開けなければならない

事情から、留学生へと採用の対象を広げた

外国人には日本社会を学べる職場に見える

留学生には学費や家賃、生活費が必要

学校や自宅の近くで探せて、授業のない時間帯に働けるコンビニは、候補になりやすく、収入や時間の都合だけではありません。

日本語を使い、日本社会の中で経験を積めることも魅力

工場では会話は少ないが作業を覚えれば、日本語で話す機会が限られる

コンビニでは接客そのものが仕事で、相手の話を聞き、意味を理解し、その場で答えなければなりません。

教室で覚えた日本語を、実際のやり取りの中で使う機会が、勤務のたびに生まれ、おにぎりや弁当の好み、季節ごとの商品、贈り物の習慣、サービスの頼み方まで、売場には日本の暮らしが詰まっている

言葉と、その言葉が使われる場面を一緒に学べる

日本語学校とコンビニ本部の連携

学校は、留学生に仕事の情報を届けられる場所と同時に、授業への出席や日本語の習熟度など、店だけでは見えにくい学生の様子を知れる

留学生は、何時間でも働けるわけではない

在留資格の留学は、学校で学ぶための在留資格であり、アルバイトには資格外活動許可が必要

通常は原則として週28時間以内

人が足りないから、あと一日入ってほしい。本人も、生活費のためにもっと働きたい。双方の希望が一致しても、許可の範囲を超えられない現状も有ります。